2009-1-19 20:04
田中さんの優勝で終わった今年初の大会でありましたが、
その裏には柿沼君が大会チャレンジ10回オーバーとか、
ボードには表れない数々の物語がありました。
今宵は、そんなエピソードの中から、
涙なくしては語れない悲しいお話を・・・
それは大会最終日の日曜日でありました。
たまには気分を換えて、と夕方頃に店に現れたTAKEでした。
そこには田中さん・北村さんといったボードイン組に混じって
柴崎さんの姿がありました。
今回の大会では時間があわなかったようで、
この時点ではまだボードインしておりませんでした。
この日はさすが日曜日。
多くのお客様がいらっしゃっており、
柴崎さんも大会にトライしたくてもできない状態であったようです。
しかしながら終了時間も刻々と迫ってまいります・・
残り1時間となったところで、
遂に意を決して大会へと臨むことになりました。
いよいよ芝崎さんの22本へのチャレンジがはじまったのです!!
出だしは調子よく10分間で5・6本という、
十分ボードインペースでありました。
しかしながら、大会参加者の皆様もご存知のように
これが続かないのが数釣大会であります・・・
徐々に30→26→24本ペースと下がっていきます。
40分経過の段階ではギリギリか?
という状態でありました。
しかしながら、さすがはベテランの柴崎さん。
ここでキレることなく我慢・我慢で釣上げていきます。
柴崎さんも緊張していたようですが、
見守る周りの常連さんも同じくらい緊張しておりました。ww
そんなみんなの念が通じたのか、
1本、また1本と、徐々にボードへの扉が開いていきます・・
5分前のときに19本目。
3分前に20本目。
そして1分前で遂に21本目を達成!!
あと一押し、あと一押しで奇跡が起きる!!
と周りも俄然ヒートアップしてきたのでした。
きっと、柴崎さんには数秒にしか感じらなかった
1分間ではなかったでしょうか?
遂に最終カウントダウンが始まりました。
「3・2・・」と、その瞬間に柴崎さんがアワセを入れます。
そして、グッと竿がしなります。
「おぉ〜〜〜!!」
みんな奇跡の瞬間を目撃した興奮でいっぱいでありました。
が・・・・・
次の瞬間、針だけが空しく水面を割ってでてきたのでした。。
柴崎さんの最終結果は21Pで終了となりました。
しかし、あの時に同席した人たちに与えた感動は
100Pにも値したと言えましょう。
ありがとう・・柴崎さん!
|